戦後日本文化と建築意匠の相関の研究:森川嘉一郎
玩具・キッチュ研究
Studies on Kitsch
「情報キッチュ論」(1994年度学部卒業論文)
はじめに
第一章 ディズニーランドについて
ディズニーランドのアメリカニズム
アメリカの大衆娯楽文化
日本の大衆娯楽文化
ディズニー文化の造形的特質
日本文化の造形的特質にみるディズニーランド性
東京ディズニーランドと日本文化
第二章 湾岸戦争について
ディズニー文化としての湾岸戦争
隠蔽の美学
軍事技術の大衆化とキッチュな兵器
物質としての情報と光
キッチュの温床としてのハイテク
第三章 二十世紀末の玩具
航空機−空飛ぶディズニーランド
自動車−大人のキッチュから子供のキッチュへ
家電製品−本格派洗濯機の出現
子供ビル−消費社会のドールハウス
テレビゲーム−小児病の生命維持装置
遊びの消滅
第四章 ワーグナー、グリフィス、スピルバーグ
家庭環境
差別思想と完結世界
共感覚の原理
グリフィスの前衛とワーグナーのキッチュ
スピルバーグのアンチ・アヴァンギャルディズム
○玩具・キッチュ関係の文献
- C.グリーンバーグ、「アヴァンギャルドとキッチュ」、『近代芸術と文化』(瀬木慎一訳)、紀伊国屋書店、1965(原:1961)
- A・モル、「キッチュの心理学」(万沢正美訳)、法政大学出版局、1986(原:1971)
- Peter Ward、「Kitch on sync: a consumer's guide to bad taste」、Plexus, London、1991
- 石子順造、「キッチュ論」、喇嘛社、1989
- 石子順造、「俗悪の思想」、太平出版社
- 石子順造、「キッチュの聖と俗」、太平出版社
- 石子順造、「マンガ芸術論」、富士書院
- 石子順造、「現代マンガの思想」、太平出版社
- 石子順造、「戦後マンガ史ノート」、紀伊国屋書店
- 鶴見俊輔、「限界芸術論」、勁草書房、1967
- 鶴見俊輔、「戦後日本の大衆文化」、岩波書店、1984
- デイアン・スージック、「カルト・ヒーロー」、小沢瑞穂訳、晶文社、1990(原:1989)
- 「総特集*悪趣味大全」(「ユリイカ」1995年4月臨時増刊号)、青土社
- 「世界商品の作り方 『日本メディアが世界を制した日』」、パルコ出版、1995
- 特集「かわいい」、「美術手帳」1996年2月号、美術出版社
- 吉見俊哉、「シミュラークルの楽園−都市としてのディズニーランド」、多木浩二・内田隆三編、『零の修辞学−歴史の現在』、リブロポート、1992
- 片木篤、「イメージとしての建築」、吉見俊哉ほか編、『デザイン・モード・ファッション』、岩波書店、1996
- 井上章一、「アート・キッチュ・ジャパネスク 大東亜のポストモダン」、青土社、1987
- 森和朗、「たそがれのキッチュ日本」、かや書房、1988
- R.ヴェンチューリ「建築の複合と対立」(松下一之訳)、美術出版会、1969(原:1966)
- 能登路雅子、「ディズニーランドという聖地」、岩波書店、1990
- J.ボードリヤール「消費社会の神話と構造」(今村仁司・塚原史訳)、紀伊国屋書店、1979(原:1970)
- J.ボードリヤール「物の体系」(宇波彰訳)、法政大学出版局、1980、(原:1968)
- J.ボードリヤール「シミュラークルとシミュレーション」(竹原あき子訳)、法政大学出版局、1984、(原:1981)
- Umberto ECO, 「Travels in Hyperreality」, Harcourt Brace Javanovich, 1986
- J.ホイジンガ、「ホモ・ルーデンス」(高橋英夫訳)、中央公論社、1973(原:1938)
- 宇波彰「誘惑するオブジェ」、紀伊国屋書店、1991
- 「電視遊戯時代 テレビゲームの現在」、ビレッジセンター出版局、1994
- A. Fraser、「A HISTORY OF TOYS」、Hamlyn Publishing Group、1966
ホーム・ 大衆建築・ サティアン・
オタク空間・ まんが・ 廃棄物・
作家・ 設計・ 寄稿・
リンク・ プロフィール
(c) Kaichiro MORIKAWA
last update:12/2/1998